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iPhone8のバッテリー交換

最近、一番依頼の多いiPhone8のバッテリー交換。2017年9月に発売されて丸4年。バッテリーが劣化する頃合いです。
iPhone8からはワイヤレス充電機能が付き、従来のコンセントにつないで充電する方法のほか、ワイヤレス充電器に置いて充電することができるようになり充電の仕方も変わってきました。
また、iOS11.3以降はバッテリーの最大容量もチェックできるようになり、バッテリー交換のタイミングが分かりやすくなりました。
iPhone8からバッテリーに関することが変わり初めの頃だったかと思います。懐かしい話です。
しかし、バッテリー交換の方法は従来と変わらず15分程度できますので、その辺は今後も変わらずいて欲しいものです。

iPhone8のバッテリー交換のタイミング

iPhone8問わず、iPhoneのバッテリー交換のタイミングとしては、もうご存知の方も多いかと思いますが、iPhoneの設定アプリのバッテリーのことろをチェックすると交換時期の目安がわかります。

バッテリーの最大容量が、80%以下になると要交換となります。
感覚的に、80%台半ばまで減ってくると、バッテリーの消耗も早く感じ、iPhoneが熱を持つ感覚が出てくるのではないでしょうか。
また、80%にならなくても、バッテリーの状態の最大容量の上に、「バッテリーが著しく劣化しています」と表示されていたり、ピークパフォーマンス性能の下に「必要なピーク電力をバッテリーが供給できなくなったため、突然のシャットダウンが発生しました。」などの表記が出てると早めにバッテリー交換をした方が良いと思われます。

また、iPhone8でよく目にするのが、バッテリーに亀裂が入って膨張し画面を下から突き上げてしまいます。するとiPhoneの画面が浮いてきたり白いモヤみたいなのが出てきます。これはバッテリーが膨張している合図ですので、危険なので早めのバッテリー交換をお勧めします。

iPhone8問わず、バッテリーの減りが早い、最近iPhoneが熱くなる、起動が遅いなど不便を感じることが出てきたら、バッテリーをチェックすると良いでしょう。

バッテリー交換方法

iPhoneのバッテリー交換は内臓式なので、画面を取り外してバッテリー交換をします。かつてiPhone4や4sは、画面ではなく背面パネルを外すだけで良かったのですがiPhone5以降ちょっと面倒になりました。
でもバッテリー交換は至ってシンプルで、画面を外し、バッテリーを交換して、また画面を取り付けるだけです。余計な部品を外したりする必要がありませんので、15分程度で作業が完了します。

ただし、iPhone8からはワイヤレス充電用のワイヤレス充電コイルが背面にあります。この上にバッテリーの固定テープを張り付けてしまうと再びバッテリー交換や修理などでバッテリーを外す際に充電コイルが剥がれてしまいます。 そのため、充電コイルを避けてバッテリーの固定テープをつけます。
また、画面を一度外しますので元々ある防水パッキンの粘着力が落ちてしまいます。そのため防水パッキンを新しいのに変える必要があります。

取り外した画面を再び取り付けます。バッテリー交換後は、再びバッテリーの状態をチェックしてバッテリーの状態の最大容量が100%になっているか確認します。100%になっていればバッテリー交換が完了となります。

バッテリーの状態の最大容量が100%になっているのが確認できました。

よくある質問

バッテリー交換時よく言われる質問があります。

1.データは消えますか?

一番よく言われる質問なのですが、なぜ消えると思うのかいつも疑問に思います。データが飛ぶという表現も同じでしょうか。10年近くiPhoneの修理をしていますが、バッテリー交換以外でもiPhoneの修理でデータが消えたりしたことは一度もありません。なので、消えたことがないとしか言いようがありません。アップルに修理を出す際は初期化をしないといけないので、データを消す必要があります。これは自分で消さないといけないので消えるとはまた違うと思います。
なので、データが消えることはありません。

2.バッテリーは新品で買った時と同じくらい持ちますか?

この質問には、いつもNOです。いくらバッテリーが新しくても買った時ほどのもちはありません。iPhone8は、購入した当時はおそらくiOS11だと思います。現在ではiOS14.7.1(2021.9.14現在)ですので、使用しているiOSも違えばデータ量も異なると思います。またアプリもバージョンアップしていきますので、iPhone8の頭脳が最新のものについていけず、考えこむ時間が長くなるのでどうしてもバッテリーの消耗は早くなります。
古くなればなるほど、バッテリー消耗対策をした方が良いでしょう。バックグラウンド更新をオフにしたり、位置情報をオフにしたり、使わないアプリのタスクを切ってみたり・・・と省エネ対策を打っていくしかないと思います。

3.このiPhone8、あと何年くらい使えますか?

何もなければ、定期的にバッテリー交換するだけでずっと使えると思います。
ただ動きが遅いというストレスやiPhoneのストレージがいっぱいになるとかバッテリーとは別の問題がなければです。実際、今もiPhone5や5cを使ってい方もいらっしゃいます。

最後に

iPhoneはバッテリーが劣化してくると、色々な異変が起きてきます。
バッテリーの消耗が早いのはもちろん、動きが遅くなったり、アプリが開かなかったり、熱くなったり、膨張したり。
また、電源が入らない、りんごのマークがついたり消えたり、充電残量が増えないなどもあります。
ただ、全てがバッテリーが原因というわけではありません。
特にバッテリーの減りが早い場合は一番にはバッテリーを疑いますが、漏電していたり、OSの問題であったり、アプリの問題であったりと要因は色々あります。
修理業者によっては、単刀直入にバッテリー交換を依頼するとバッテリー交換だけして終わる場合があります。結果、問題の解決にならない場合があります。なので、バッテリーの減りが早くて困ってると依頼した方が解決する場合があります。ご参考まで。

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